ハリ肌維持のための化粧品の選び方と知っておきたい美容成分
以前の記事で、お肌のハリ不足が生じる原因をお伝えしました。ハリ不足になる原因を考えると自然と、お肌には、保湿が大切で、紫外線が大敵なんだな~と言うことがおわかりいただけたと思います。今後のスキンケア用品を選ぶポイントとしても、「お肌の保湿がしっかりできるもの」という点が大切になってくると思います。
その保湿ができる化粧品と言うことで、選び方のポイントと知っておきたい美容成分などについて、今回は、まとめてみようと思いました。
ハリ肌維持のための保湿ができる美容成分の種類
「お肌を保湿する」という言葉は、良く使われますが、「保湿」とは、一体どういうことを言うのでしょう。一般的には、お肌の乾燥や皮膚のカサつきなどを改善すると言うものですが、年齢を重ねたお肌を保湿すると考えた場合、様々な肌トラブルを抱えた方々がいると考えられます。
例えば、単なる乾燥肌と言う方は少ないと思います。年齢を重ね、なぜか急にニキビなどの吹き出物が出やすくなったと思ったら、お肌のくすみも気になるようになったとか、顔のくすみ、シワ、たるみなど複数のトラブルがある場合とか、様々だと思います。
その為、肌表面だけの保湿だけでなく、水分量が足りていない内側からの保湿も考えるなど、あらゆる角度からお肌の乾燥に働きかけてくれるような化粧品選びが大切になってきます。そのようなあらゆる角度から働きかけてくれる成分を考えた場合、大きく3種類程に分けられます。
水をサンドイッチ状に挟み込み蒸発させずに水分をキープしてくれる成分
- セラミド
- スフィンゴ脂質
- ステアリン酸コレステロール
- 大豆レシチン
水分を抱え込み湿度が下がってもキープする成分
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- エラスチン
- ヘパリン類似物質
水分を吸収して結合する成分。湿度が下がると水分をキープできずに保湿力が低下します。
上記までの成分は、お肌を保湿してくれる成分として、良く利用されている成分です。上記以外で、最近、注目されている成分が、アミノ酸です。アミノ酸は、もともと体内に存在する保湿成分の一つです。アミノ酸は、セラミドやヒアルロン酸ほどの保湿効果はありませんが、近くにある水分を吸い込む性質があります。
角質層には角質と呼ばれる細胞があり、角質の中で水分を留めておく役割を持っている「天然保湿因子」(NMF)の代表的なものがアミノ酸です。
ハリ肌維持のための保湿以外にも知っておきたい美容成分
お肌の老化の大きな要因の一つに「活性酸素」があります。活性酸素は、呼吸によって体内に取り入れられた酸素の一部が体内で変化して有害物質になってしまったものを言います。しかし、活性酸素は、紫外線の刺激などでも発生してしまいます。その他では、喫煙、ストレス、不規則な生活など様々な要因から発生しやすくなるものです。
そのような活性酸素を除去するのが抗酸化成分です。抗酸化成分と言っても、様々な種類があります。代表的なものでは、「ビタミンC」「ビタミンE」「アスタキサンチン」「ポリフェノール」「アントシアニン」などがあります。
また、最近では、ノーベル賞を受賞して話題になったフラーレンも抗酸化物質に優れている成分です。活性酸素をスポンジのように吸い取ってくれることでかなり注目されている成分です。
上記のフラーレン、アスタキサンチンなどは、話題のエイジングケア用品で有名ブランドの化粧品には、利用されているものが多いです。年齢を重ねた、ハリ不足のお肌には、是非、スキンケアに取りいれて、ハリ肌を目指して欲しいと思います。
この他にも、ハリ肌に大切な成分は、まだ多くあります。それぞれ、個別記事などでも、説明していきますので、ご自分にあった化粧品探しのきっかけにしていただけるとうれしいと思います。